シングルマザーは一家の大黒柱として、子どもを養えるだけの生活費を稼がなくてはなりません。仕事と子育ての兼ね合いもあり、どんな仕事や雇用形態が向いているか悩む方が多いと思われます。
今回はそんなシングルマザーの仕事選びのコツや、希望条件に合った仕事の探し方について解説していきたいと思います。
シングルマザーはどんな仕事に就いているのか
実際にシングルマザーはどんな仕事についていることが多いのか、雇用形態や仕事内容の傾向を見ていきます。
【雇用形態】正社員とパートどっちが多い?
子育てに忙しく常に時間との戦いがあるシングルマザー。
正社員としてフルタイムで働くのか、あるいは働きやすいパートにするのか、悩む方も多いと思います。
平成28年度のデータによれば、母子世帯の母の 81.8 %が就業しており、このうち「正規の職員・従業員」が 44.2 %と最も多く、次いで「パート・アルバイト等」が 43.8 %となっています。
厚生労働省HP「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」「母子世帯の母親の就業状況」
シングルマザーに人気な職業ってなに?
シングルマザーに人気な職業として挙げられるのが「看護師」のお仕事です。
どうして「看護師」が人気なのかという理由について
- 他の職業よりも給与が高いイメージがある
- 手に職がつく
- 高等職業訓練促進給付金等事業
上記から看護師という道を選ぶシングルマザーも少なくありません。
パートの収入でも子どもを育てていける?
シングルマザーと仕事の両立は簡単なことではありません。
子どもが小さいうちは毎日の保育園の送迎をはじめ、子どもの病気などで手がかかる時期でもあるため、勤務時間が短いパートを希望する人もいるでしょう。しかし正社員に比べると収入が少なく毎月保証された収入が見込めないため、パートで生活していけるか心配な人も多いのではないでしょうか。
パートの収入は勤務時間や日数によっても異なりますが、一般的には10~15万円程度と言われています。
養育費や児童扶養手当などシングルマザーに給付される手当があったとしても決して楽な生活は楽ではないでしょう。
子どもが小さい時期はパートで働き、子どもに手がかからなくなれば正社員への転職を考えるという方法もあります。
シングルマザーの仕事選びで重視すべきポイント
シングルマザーの仕事選びで失敗しないために重視したいポイントはこちら!
ポイント① 給料面
シングルマザーは一馬力で子どもを育てていくことになるので、自分自身と子どもが生活できるだけの稼ぎが必要です。
どんなに就労条件がよくても収入が少なすくでは子どもを養っていけないので、給料は重視すべきポイントの一つです。
実際に生活をする上でいくら必要か計算し、児童手当や児童扶養手当、養育費を差し引いたらいくら稼がなくてはいけないか、具体的な金額を算出してみましょう。
ポイント② 勤務時間
シングルマザーにとって勤務時間は大きなポイントの一つです。
保育園や学童保育で預けられる時間に合わせて勤務時間を考慮する必要があります。
また定時で帰ることができるのか、残業がどれくらいあるのかなども確認しておきましょう。
ポイント③ シングルマザーに理解がある
シングルマザーは子どもの体調不良などで急に会社を休まなくてはいけなくなるときもあるでしょう。
子どもがいない他の社員に比べて欠勤や早退が多くなる可能性が高いため、シングルマザーに理解がある職場でなければ居づらくなるかもしれません。
職場にママさんが多ければ、シングルマザーの事情を理解してもらいやすいため、急に早退しなくてはいけないときも気持ちよくフォローしてもらえるでしょう。「主婦が多い」「シングルマザーに理解がある」という点についてもチェックしておくことをおすすめします。
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ポイント④ やりたい仕事
子どもを養っていくためには「稼げればどんな仕事でもいい」という気持ちになる人もいるでしょう。しかし、自分のやりたい仕事を選ぶということも大事なことです。
もちろん生活との兼ね合いも大事ではありますが、やりたい仕事であれば、忙しくてもストレスや疲れを感じにくく、継続的にたのしく働くことができるでしょう。
どうやって仕事を見つける?シングルマザーの仕事を探す方法
忙しいシングルマザーが自分の希望に合った仕事を効率よく見つける方法をご紹介します。
転職サイトで探す
シングルマザーが正社員の仕事を探すなら、転職サイトの利用がおすすめです。
転職サイトはスマホやパソコンがあれば空いた時間を活用して求人情報を閲覧できるため、現在の仕事を続けながら新たな仕事に出会うことができます。
また転職サイトの求人は条件検索ができますので、自分の希望に合う条件の求人を見つけ出せるという点も魅力です。条件は転職サイトによって異なりますが、シングルマザー向きの仕事を探すなら以下の条件で絞ってみましょう!
- 年間休日120日以上
- 土日祝休み
- 時短勤務OK
- 育児と両立OK
- 子育てママ活躍中
- 育児支援・託児所あり
働きやすい職場が見つかるキーワードで検索できますので、複数のサイトに登録して小まめにチェックしておくことをおすすめします。
元々専業主婦でシングルマザーになった方には未経験ナビなど未経験でも正社員を目指せるサイトをチェックしてみましょう。
転職エージェントを利用する
転職に向けて丁寧にサポートしてくれる転職エージェント。
無料で利用できることも多く女性の転職に詳しい転職エージェントもありますので、ぜひ利用することをおすすめします。
転職エージェントは職務経歴書の添削から面接対策、企業との条件交渉など全て対応してもらうことができます。「一人では自信がない」「中々書類選考に通らない」「面接で落ちてしまう」というシングルマザーは転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。
派遣会社を利用する
仕事のブランクが長いなどの理由で正社員を希望して応募してもなかなか採用されないという方は、派遣会社の紹介予定派遣を利用してみてはいかがでしょうか。
紹介予定派遣とは
最長6ヵ月の派遣期間終了後、派遣先の企業と本人の双方が合意すれば正社員として採用されるシステムです。
未経験でも正社員になれる可能性がある上に、職場の雰囲気を体験してから正社員になるかを決めることができます。
必ず正社員になれるという保証はありませんが、企業と求職者のミスマッチを防げますので、慎重に就職先を決めたい人にはおすすめです。
さいごに
シングルマザーは正社員として安定した仕事に就くのが理想ですが、子どもが小さく手のかかるうちは中々難しいかもしれません。
子どもが小さいうちはパートで働き、手が離れてから正社員を探すという選択肢もありかと思います。
収入アップのために資格を取得することも検討しながら、親子にとって最適な仕事を探しましょう。
我が家のお仕事事情
私の場合、学生結婚というレアパターンからの就職でしたので、これまた違った困難がありましたが、現在は子持ち新卒として就職した会社に正社員としてしがみついています。
自分のやりたいことよりも「定時に帰る」「正社員」という条件を優先した私のお給料は低く、約7年働いている今も月々手取りで20万円にも満たない状況です。子どもが小学生になり少しずつ手が離れるようになってからは「転職」を考える機会が増えましたが、定時で帰ることができ融通のきく現職を手放せずにいます。
最近では「定時で帰れる」ということを活かし、空いた時間で副業や自分自身のスキルアップを図るなどしていて「このまま現在の仕事を続けながら副業でやりたいことをやっていく」という選択肢も有りかな?と思ったりもしています。
ご覧いただきありがとうございました。
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