「学生結婚」と聞いてどんなイメージを持ちますか?
恐らく多くの方は「学校は辞めなければならないのか」「経済的な問題はどうするのか」・・・などたくさんの問題点に目がいくことでしょう。
現実的に乗り越えなければならない壁が数多くあることも事実です。
今回はそんな学生結婚のメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
そもそも学生結婚はなぜネガティブイメージなのか
学生結婚と聞いてポジティブなイメージを持つ人は少ないのではないでしょうか。
学生結婚がプラスのイメージに働かない理由として以下の2つが挙げられます。
- できちゃった婚の割合が高い
- 若者の離婚率が高い
結婚すること自体は大変おめでたいことですが、学生結婚への世間からの目は温かいものとは言えません。ひとつずつ説明をしていきます。
①若者の「できちゃった婚」の割合は高い
学生結婚のマイナスイメージの要素として若者の「できちゃった婚」の割合は高いということが挙げられます。
現在の「一般的な結婚」とされているものは、女性が妊娠してない状態かつ子どもがいないケースです。しかしながら、学生結婚では予期せぬ妊娠である「できちゃった婚」の割合が非常に高いです。
また実際に妊娠が発覚し、出産をするという決断をしていても、未婚同士の学生では世間体が悪いため、できちゃった婚に踏み切るほかないという思考に至るケースが多いです。
②若者の「離婚率」は高い
2つ目の要因として、学生結婚をした若者の離婚率は高いということも挙げられます。
学生結婚の場合、乗り越えなければならない壁が多く、様々な理由によって離婚に至る割合は高いというのが実態です。
学生結婚は何年か交際をして考え抜いた上での結婚とは異なり、交際の勢いや妊娠が理由のケースも多いため、長続きしにくいと考えられます。
学生結婚のメリット・デメリット
結婚は自分にとっても、パートナーにとっても、今後の人生に関わる大きな選択になるため、慎重に検討しなくてはいけません。
さらに、学生での結婚は社会人になってからの結婚よりハードルが高いものとも言えるでしょう。
学生結婚を検討中のへ、学生結婚におけるメリット・デメリットを紹介したいと思います。
学生結婚のメリットとは?
①出産や子育てに余裕がある
1つ目のメリットは、出産や子育てに余裕があることです。
一般的に20代〜30代、40代で出産と子育てをすることになりますが、年齢が増えるに連れいくつかリスクも伴います。
- 高齢化による身体的な負担や苦労
- キャリアとの時間的な両立の難しさ
- 将来設計の切り替え準備が間に合わない
一定の年齢を迎えてから出産や子育てをする場合、その時にできる範囲で行わなければならず、必ずしも想像通りには行きません。
一方学生結婚は、時間と体力に余裕があり、また年齢も若いため、その後の人生設計を立てやすくなります。
②パートナーと長い時間一緒に過ごすことができる
2つ目のメリットは、パートナーと長い時間過ごせることです。
年齢別にともに歩む年月を計算してみると・・・
- 20歳で結婚: 55年以上
- 30歳で結婚: 45年以上
- 40歳で結婚: 35年以上
仮にパートナーとの別れが75歳とした場合、結婚する年齢によって10年〜20年もの違いがあることがわかります。
長い年月を共にできれば、互いを理解し合い、良いことも悪いことも数多く乗り越えられることが、学生結婚をする魅力の1つだと言えるでしょう。
③老後に余裕が生まれる
3つ目のメリットとして老後に余裕が生まれるということが挙げられます。
「できちゃった婚」として学生結婚をし、仮に20歳前後で出産した場合、子どもが独り立ちする際の年齢は40歳。まだまだ身体も心も若いうちに子育てを終えることができます。
年齢が若いうちは収入も少なく経済的に苦しいかもしれませんが、その分老後に余裕ができるのは想像に難くありません。
④学費が軽減される可能性も
4つ目のメリットとして、学生結婚の場合学費が軽減される可能性があるということも挙げられます。
結婚してふたり世帯となった場合、まだ学生であるために世帯収入が低くなると想定されます。
世帯収入が少ない場合は、奨学金や学費免除の制度が受けやすくなります。これらについては大学の制度や地域によっても異なるため、ご自身で調べてみてくださいね。
学生結婚のデメリットとは?
①経済的に厳しくなる
1つ目のデメリットとして経済的に厳しくなるということが挙げられます。
親や親戚から経済的な援助が期待できるならその限りではありませんが、仮に双方の親から猛反対で押し切って学生結婚をした場合、収入源はアルバイトなど限られた金額になるので、経済的に厳しくなることを覚悟しなければなりません。
経済的な面で「我慢」を強いられることも少なくないでしょう。
②自由な時間がもてなくなる
2つ目のデメリットは自由な時間がもてなくなるという点です。
夫婦2人で過ごす時間が多いという点はメリットとして挙げましたが、自分ひとりの自由な時間には少なからず制限がかかると思われます。周りの学生がワイワイ遊んでいる一方で、コンパや飲み会などには行きづらくなるかもしれません。結婚したら好き勝手はしにくくなるでしょう。
学生の特権とも言える「自由」を謳歌することは難しくなるでしょう。
③学業が困難になる
3つ目のデメリットは学業が困難になるということです。
経済的な厳しさとも繋がってきますが、アルバイト優先の生活ともなれば授業が疎かになるでしょう。
経済的支援がある、あるいは一方が社会人で生活費の心配がなくても「できちゃった婚」であった場合、育児のため授業を休みがちになってしまったり、休学が必要となる可能性もあります。状況によっては卒業が困難になるかもしれません。
④就職が不利になることもある
4つ目のデメリットは就職が不利になるという可能性がある点です。
入社面接の際、結婚や子どもの有無を確認することがあり、必ずしもプラスに働くとは言えません。
希望の職種によっては、結婚していることで全国転勤が難しいと判断されたり、子育て中ともなれば、子ども関連の行事や病気で休みが多くなると見なされマイナス要因になることも多いに想定できます。
実際に私自身、学生子持ちシングルマザーとして就職活動をしていた際には「内定取消」となった企業もありました。
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学生結婚における、メリット・デメリットはいかがでしたでしょうか?
学生のうちに結婚することは、メリットもありますが、デメリットとして捉えられる部分が大きいことがわかります。
また学生結婚は「世間から理解されにくい」という現実があります。世間体といった保守的な考えではなくても「大学はちゃんと卒業できるのか」「就職はできるのか」といった不安から、親など周囲の反対が多いということを考えておきましょう。
幸せな結婚生活にするために、周りの協力は必要不可欠ですので、しっかりと家族の同意を得ることも大切となります。
学生結婚を検討中の方は、今回紹介したデメリット・メリットを踏まえてパートナーとしっかり話し合いましょう!
【余談】実際に私が学生結婚をした際の話
私は大学1年生の春休み中に妊娠が発覚し、そのまま1年休学。1年後に復学をして大学を卒業しています。
学生で結婚・出産をすることに関しての家族からの最初の反応は「あり得ない」「冷静に考えろ」といった容易に想像ができるものでした。ですが、世間知らずからくる若かりし頃の根拠のない自信と、私自身の頑固な性格もあり、何とか周りの反対を押し切っての学生結婚となりました。
その後、家族からすれば「やっぱりな」といった所でしょうか、色々とありまして案の定離婚という選択に至っています(笑)
ただ結婚をしたことも、出産をしたことも、自分で決めたことなので一切の後悔もありません。
もし学生結婚で悩まれている方がこの記事をご覧になっていましたら、ご自身とパートナーとが納得できる形で事が進められるよう祈っています。
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