今回は誰でも簡単にできる「先取り貯金」について紹介していきます。
こんな方におすすめ
- 貯金したいけど何故かできない
- 貯金してもすぐに使ってしまう
- 貯金が継続できない
現状貯金ができていなくても大丈夫です。
それでは早速説明していきます。
先取り貯金とは?
先取り貯金とは、毎月一定額を先に貯金する方法です。
貯金初心者の方がよく行っている貯金方法は「毎月使った残りを貯金する」残し貯めという方法です。この方法では、毎月の貯金額にバラツキが出るだけでなく、出費が多い月には貯金がゼロということも有り得ます。
しかし先取り貯金の場合、収入から先に貯金額を取り分けてしまうので確実に貯金することができます。
最初に「いくら貯金するのか」と「どの方法で先取り貯金をするか」の2つを決めておくことができれば、あとは自動的に貯金することができます。また先取り貯金を取り入れることにより「節約もしているつもりなのに、貯金が増えない」という悩みからも解放されるのです。
【確実に貯まる】おすすめの先取り貯金方法を3つ紹介
それでは早速先取り貯金を始めよう!と思ったものの「毎月先にお金を取っておくことを忘れてしまいそう」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方におすすめの「先取り貯金方法」をご紹介していきます。
様々な金融サービスをうまく利用すれば、毎月自動的に先取り貯金をすることができます。最初にどの方法にするかを選んでおくだけで済むので簡単です。
先取り貯金にぴったりの方法は、以下の3つ。
いずれも設定さえしてしまえば自動的にお金が貯まります。
- 自動積立定期預金(毎月決まった金額を自動で積立)
- 社内預金(給与天引きで会社に預金)
- 財形貯蓄(給与天引きで目的にあわせて貯蓄)
まずは一般的な現金の貯金からスタートしてみましょう!
それぞれの貯金方法ついて詳しく説明していきます。
①自動積立定期預金(毎月決まった金額を自動積立)
自動積立定期預金は、自分で決めた一定金額を、指定口座から毎月自動で定期預金に積み立てる方法です。
銀行の定期預金額を増やす手法なのでリスクが低く、誰でも簡単に始めることができます。
「色々と自分で調べたり、手続きをすること自体が面倒だ」という方におすすめの先取り貯金方法です。
②社内預金(給与天引きで会社に預金)
社内預金は、毎月会社に預金する仕組みです。
メリットは、銀行に預けるよりも社内預金の利息が比較的高い点です。
社内預金の利息は厚生労働省が定めた利率以上にする必要があり、銀行などの一般金融機関の利息よりも高い傾向にあります。
お勤めの会社に社内預金の制度がある人は、ぜひ選択肢に入れてみてください。
③財形貯蓄|給与天引きで目的にあわせて貯蓄
財形貯蓄は、会社が給与天引きで銀行に貯金を積み立てる仕組みです。
財形貯蓄にはいくつか種類があります。
- 特に目的の決まっていない「一般財形貯蓄」
- 住宅取得やリフォーム目的の「住宅財形貯蓄」
- 老後資金目的の「年金財形貯蓄」
住宅財形貯蓄と年金財形貯蓄は、預金550万円までは利息が非課税となるため、マイホーム取得や老後の生活など、貯金の目的が明確にある人におすすめの貯蓄方法です。
先取り貯金の目安は何割?
実際に先取り貯金を始めるに当たり、収入のうちどの程度貯金をするべきなのか悩まれるのではないでしょうか。
先取り貯金の適切な金額は、家族構成やライフスタイルによって異なります。
そのため「毎月○万円貯めることがおすすめ」と一概には言えません。
家族構成やライフスタイルによって、手取り収入に対してどの程度の先取り貯蓄が適切なのか考えていきましょう。
家族構成やライフスタイル | 手取り月収における先取り貯金の割合 |
独身で一人暮らし | 10% |
独身で実家暮らし | 30~40% |
自営業またはボーナスのない勤め人 | 15~20% |
子どもがいない共働き夫婦 | 20% |
小さな子どもがいる共働き夫婦 | 10~15% |
「独身で実家暮らし」や「子どもがいない共働き夫婦」は、ライフステージの中でも最も貯金しやすい時期です。将来に備えて多めに貯蓄できると良いでしょう。
また「自営業またはボーナスのない勤め人」は、ボーナスを得られない分、普段から多めに貯蓄しておくと安心です。
先取り貯金を継続してお金を貯めるコツ4つ
先取り貯金は、毎月の継続が大切です。
無理に貯金をして続けられなくなるのは本末転倒です。そこで先取り貯金を継続して成功させる4つのコツをご紹介します。
- 家計の収支を把握する
- 先取り貯金の金額を高く設定しすぎない
- 具体的な貯蓄の目標を立てる
- 定期的に見直しを行う
①家計の収支を把握する
先取り貯金に限らず貯金を成功させるためには、まずは家計の収支を把握することが大切です。
節約の努力をしているのに貯金ができないという人は、自分では無意識のうちに無駄な出費をしていることが多いです。自分や世帯の収入を把握した上で、実際の支出額を記録してみると予想外の無駄遣いに気付くことがでいるかもしれません。
必要な支出を切り詰めるのではなく、無駄な出費を減らして貯金にまわすと続けやすいです。
②先取り貯金の金額を高く設定しすぎない
貯金への気合いを入れすぎて、先取り貯金の金額を高く設定しすぎることには注意が必要です。
最初の数ヶ月は続けられても、生活に支障が出て頓挫する可能性が高まります。先取り貯金は無理なく続けられる金額に設定しましょう。
最初は少額でもOKです。毎月確実に先取り貯金する感覚が身に付いてから徐々に金額を上げていっても良いでしょう。
③具体的な貯蓄の目標を立てる
具体的な貯蓄の目標をたてておくと、先取り貯金は継続しやすいです。
目的もなくただ貯金をしていると、モチベーションが保てずに長続きしません。
旅行費用や結婚費用、マイカー、マイホーム、老後資金など明確な目的と具体的な目標金額があると継続に繋げることができるでしょう。また、貯金のゴールがわかれば、逆算して月々貯金するべき適切な目安を設定しやすくなります。
④定期的に見直しを行う
先取り貯金は最初に仕組みを作れば自動的にお金が貯まりますが、定期的に見直しを行なうことも必要です。
自分自身の生活や収入、社会状況は日々変化するため、現在の先取り貯金額は適切であるのなど常に考え情報収集しましょう。また保険代や携帯代など固定費の見直しも家計改善において重要です。
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自分に合った先取り貯金法で確実にお金を貯めよう!
そもそも「先取り貯金」とは何なのか、どんな先取り貯金方法があるのか、先取り貯金を継続するコツなど紹介してきました。
今回は現金の先取り貯金方法を挙げましたが、オーソドックスな貯金から資産運用まで、先取り貯金の方法は多岐にわたります。自分に合った先取り貯金の方法を選び、長期的な目線でお金を貯めていけると良いでしょう。
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