大変ご無沙汰になってしまった本ブログ。
この間様々なことが起こりました。
そんな中でも大きな問題となっているのが、タイトルに記した通りです。
突然「今住んでいるお家から出て行ってください」と言われたらどうしますか?
というお話です。
シングルマザーに訪れた突然の住居立ち退き問題
事の発端は数ヶ月前。
休日の昼下がりにスーツに身をまとった男性2人が我が家を訪れてきたのです。
そして、1枚の文書を渡され「オーナー変更に伴いこのアパートは半年後に立て壊しを行う予定です。つきましては退去のご準備をお願いします」と言われました。
突然の出来事だった為「はあ、わかりました」と言い、その場はそれっきりで終わりました。
ドラマの世界でしか見たことのなかった「立ち退き問題」
よくドラマで、都市開発のための立ち退きと住民側との抗争・・・なんてシーンを見ることがあるのですが、まさか自分の身に降りかかってくるとは思いもしていませんでした。
このまま期日までに引っ越しをしないといけないのか。
少なくともあと3年は引っ越しする予定もさらさらなかったので、私は途方に暮れていました。
我が家の過去の住居計画はこちら
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参考【子どもとふたり暮らし】アラサーシングルマザーの住まいを考える
こんにちは♪ 今日はアラサーシングルマザーの住まいについて考えてみます! ひとり親家庭といっても、実家暮らし、賃貸暮らし、家持ち・・・様々ですよね。 私の今現在の住まいや今後の展望についても考えていき ...
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なんと言っても、現在の住居はシングルマザーの私にとってベストな条件。
- 実家から近い
- 小学校から近い
- 学童から近い
- スーパーから近い
- バス停から近い
- 家賃も手頃で3DK
まだまだ貯金(主に教育費)を貯めていたい段階だったので、これは想定外の大きな問題であり、当初の計画は大幅に狂ってしまうことになります。
【立ち退き問題】弁護士への相談をしてみることにした
こんなことってあるのかな・・・?
と思い、ネットで検索してみると、住居の立ち退き問題は「割とよくある問題」であるということがわかりました。
想定していない引っ越しにお金もかかってくる為、立ち退きに伴う「立ち退き料」なるものを管理会社から受け取れるケースが多いということもわかりました。
状況にもよるため相場は不明ですが、交渉次第で金額の増減はあるとのこと。
- 引っ越し費用の実費
- 新住居との家賃の差額(一定期間分)
- おおよその相場は家賃半年分
もちろん直接自分で管理会社と交渉してもOKですが、シングルマザーの私が話を切り出した所で相手にされないのではないかという不安やストレスを考慮し、無理のない範囲で弁護士事務所へ依頼することとなりました。
シングルマザーの住居探しと譲れない条件
現住居立ち退き関係の手続きと同時に、新たな住居探しが必要となった我が家。
突然のことで戸惑いつつも、新居を探しているうちに自分の中での「譲れない条件」がわかってきました。
シングルマザーの住居と優先順位
不測の事態ではありましたが、引越し後も可能な限り現在と同じ生活をしたいということが願いでした。
- 子どもの転校はしたくない
- 通勤時間は変えたくない
- 現在と同等の生活リズムを送りたい
最低限上記の3つを守ろうとした時に、多少家賃が上がっても「住んでいる地域を変えない」ということが、私と子どもにとっては大切なことだとわかりました。
シングルマザーの賃貸・購入問題
現在と同じ地域で引越先を決めようとした際に問題となったのが、住居の「賃貸・購入問題」でした。
そもそも賃貸物件の少ない地域に住んでおり、空室も2~3部屋程度。
選択肢の少ない中で納得のいく物件にも出会えぬまま、退去日の期限だけが近づいてくる・・・という現実に頭を抱えていました。
そんな時に出会ったのが、町内にある中古マンションの物件情報でした。
購入の有無(可否)に関わらず、とりあえず内見をしてみることにしました。
この時の住宅購入への不安な点は以下の通り。
- 数千万もの借金を背負うということ
- そもそも住宅ローンを組めるのかどうか
- 住宅購入することによる支出の変化が不明であること
「金銭面」が一番大きな不安要素となっていました。
住宅ローンの支払いだけでなく、マンションの管理費や固定資産税、その他メンテナンス費用等々、賃貸では発生しなかった費用がどれくらい掛かってくるのかが分からず、漠然とした不安がありました。
シングルマザーの住宅購入 メリットと決め手
結果として、中古マンションの購入を決めた我が家。
自分自身がシングルマザーということ、金額も大きいということもあり、非常に悩んだ末の住宅購入。
実際に住宅購入の際に決め手となったことや、シングルマザーが住宅購入をすることのメリットについて考えてみました。
シングルマザーが家を買うメリット
将来的に住まいを考えた時、賃貸と持ち家の選択肢で悩まれる方は多いはずです。
特にシングルマザーである場合には、そもそも自分一人で家を購入できるのかと不安に思ったり、諦めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。(私自身も同様に思っていました)
【住宅購入のメリット①】もしもの時に子どもに住居を残すことができる
住宅購入の際に利用する「住宅ローン」ですが、金融機関で住宅ローンを組む際に「団体信用生命保険」への加入が条件となります。
この通称「団信」という保険に加入することにより、契約者が死亡、または高度障害になってしまった時に、残りの住宅ローンの支払いを肩代わりをしてもらうことができます。
その為、シングルマザーの私に万が一何か起こってしまった場合には、住宅ローンの返済が免除され、子どもに持ち家を残すことができるのです。
【住宅購入のメリット②】建物の設備やセキュリティの質が上がる
私自身、実際に中古マンションの内見に行き感じたことでもありますが、賃貸と分譲では建物の質が大きく異なるという点も大きなメリットだと言えます。
賃貸よりも丈夫で充実した設備があるため、子どもの留守番など母親が不在の時にも安心することができます。
シングル家庭では子どもが家で留守番をすることも少なくない為「安心できる」ことは家選びに際して大事な要素であると感じています。
【住宅購入のメリット③】資産になる
住宅ローンを完済すると、購入した家は自分自身の資産になります。
賃貸に住み続けた場合には、長年家賃を払い続けても何も残るものはありません。
私自身シングルマザーとなり、将来のことを考えた時に「このままずっと一人なのかな」「老後どうやって暮らしていくんだろう」と漠然とした不安を持っていますが、住宅という「資産」を持つことは、将来の安心にも繋がってくると感じています。
シングルマザーが家を買った決め手
シングルマザーの私自身が住宅購入をした決め手について紹介します。
「元々住宅を購入するつもりではなかった」ということと「引越しをしなければならない」という特殊な状況ではありましたが、実際に住宅購入を決めた時のことをまとめてみます。
【住宅購入の決め手①】我が家の引越先条件を満たした唯一の物件だったこと
子どもの転校等の環境を変えたくない我が家にとって、立地、広さ、価格等々、唯一条件を満たした物件がたまたま「分譲マンションだった」という点が大きな理由となりました。
近隣で賃貸の空き物件も少なく、また同条件の物件の場合の家賃は倍近くする為、必然的に住宅購入が選択肢のひとつとなりました。
【住宅購入の決め手②】住宅ローンの仮審査が通ったこと
住宅購入に際して「金銭面の不安」が大きな悩みの種となっていましたが、住宅ローンの仮審査を通過したことにより、住宅購入がグッと現実的に考えられるようになりました。
※本審査の際に問題に一悶着ありました。後日詳しく書きたいと思います。
「シングルマザーだから住宅ローンは組めない」ということはなく、返済能力があると認められさえすれば問題ないということがわかり安心しました。
【住宅購入の決め手③】親子共々前向きな気持ちになれる物件であること
初めて物件の内見に行った際に、子どもが「ここに住みたい」と前向きに考えてくれたことも大きな決め手となっています。
旧賃貸アパートよりも学校や実家、スーパーへの距離は少し遠くなりましたが、それでも大丈夫と言ってくれました。
引越しという生活環境の大きな変化に対して、無理なく対応できる物件であったと感じています。
さいごに
人生の三大イベント(資金)とも言われる住宅購入を思わぬ形で迎えることとなった我が家。
3ヶ月程度の短期間のうちにとんとん拍子に話が進み、現在新居での生活をしています。
つい数ヶ月前まで「子どもが高校生になるまでは賃貸」と計画を立てていたにも関わらず、もの凄い勢いで覆ることとなってしまいました。
人生は中々計画通りには進みませんね。
今回のような不測の事態が起こった時に、安心して対応できるように「貯蓄」をしておくことは大事だと身をもって実感しました。
ひとり親の場合「自分が働けなくなった時はどうしよう」・・・といった不安は常にあると思います。
私自身、ひとり親家庭になり「お金」についてはいつも頭のどこかに不安材料として存在している気がします。
そんな漠然とした「不安」を少しでも減らせるように、より具体的な将来のシュミレーションをしてみることをオススメします。
ひとりで将来の子どもの教育資金や自分の老後資金を考えなければならないのは不安ですよね。
このままの貯蓄ペースで問題ないのか、そもそもいくら必要なのか、今加入している保険で問題ないのか・・・。少しでも心配事を減らすためには、一度お金のプロに相談してみることをオススメします◎【マネードクター】ではFP資格を持つ方に無料で相談をすることができます!(無料相談でプレゼントももらえます♪)
ぜひ一度、不安な胸の内を相談してみると良いでしょう。
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