小中学生のお子さんをお持ちのひとり親家庭の方は「就学援助制度」をご存じでしょうか。
就学援助制度とは、学校教育法(第19条)に基づいて公立の小中学校に通う児童・生徒で経済的理由から就学費用を負担できない者に、給食費・学用品費・修学旅行費などを援助する制度。
生活保護家庭のほか、市町村が独自に基準を設けて援助している。
以前記事にしておりますのでご覧ください♪
我が家も今年度に入り(4月頃)申請をしました。
7/15に申請結果が届きましたので、ご報告致します!!
(申請~結果通知が届くまで約3ヶ月程度でした)
【就学援助制度】 アラサーシンママの申請結果
ではシングル歴8年目のアラサーシンママの申請結果はどうだったのでしょうか・・・。
結果は「援助対象外」との通知が届きました!
就学援助制度はひとり親家庭に限らず、収入の低い家庭が受けることのできる制度であるため、ひとり親のみが対象の「児童扶養手当」よりも制度を受けられるハードルは低いと思っています。
実際に私は児童扶養手当を卒業してからも、この就学援助制度を受けることができていました。
しかし、今回遂にその「就学援助制度」も卒業することとなりました。
【就学援助制度】結果通知書類に記載の内容は?
実際に届いた結果通知の書類には、どのようなことが記載されていたのか?気になりますよね。
以下の文面が記載されていました(※個人名や具体的な地域名は伏せています)
就学援助申請の審査結果について
さきに提出のありましたあなたの申請書について、申請理由等の内容を審査しました結果、援助の対象となりませんでしたので通知します。
なお、確定申告の期限が延長したことにより、3月以降に確定申告をした場合、最新の税情報で審査ができていない可能性があります。該当の可能性がある場合、再申請をお願いいたします。
また、今後新たに援助を必要とされる理由が生じましたときは、再申請ができますので念のため申し添えます。
(認定しない理由)
世帯の道警所得が、認定される所得の限度額を超過しています。
(考慮した内容)
2人世帯、ひとり親家庭
教育長
再申請ができるとの記載がありますが・・・
実績に私は3月以降に確定申告をしており、その際に副業収入を計上し更に就学援助認定の基準からかけ離れてしまうため、今後収入が大幅に減らない限りは「就学援助制度」を受けることは難しいでしょう。
【就学援助制度】総所得の基準・目安はいくら?
では実際に就学援助制度を受けるための総所得の基準はいくらなのか?
申請結果通知に記載されていた書類を元に表を作成してみました。
世帯人数 | 総所得上限 |
2 | ¥2,503,630 |
3 | ¥3,035,690 |
4 | ¥3,442,942 |
5 | ¥3,960,824 |
6 | ¥4,424,104 |
7 | ¥5,005,784 |
8 | ¥5,486,698 |
9 | ¥5,985,134 |
10 | ¥6,289,034 |
目安の割には非常に具体的な数値となっていますが(1円単位)
個人的にはこの数字までは確実に援助を受けられるという認識です。
何故なら私は昨年度もこちらの基準所得は超えていたからです。
【就学援助制度】認定されなかった場合の家計への影響は?
今回就学援助制度の認定がされなかったことで、我が家ではこれまで就学援助制度でカバーされていた部分の出費が増えることになります。
具体的にどれくらい影響が出るのか考えてみます。
就学援助の主な支援内容は以下の通りです。
- 学用品費
- 通学用品費
- 遠足などの校外活動費
- 修学旅行費
- 学校給食費 等々
月々の出費として、今までと大きく異なる部分は「給食費」となりそうです。
これまで月々約4,600円分の給食代が就学援助制度によりカバーされていましたが、今後は毎月の費用として家計から負担する必要があります。
また現在は小学5年生の我が子ですが、6年生の修学旅行の際に就学援助制度を受けていれば修学旅行代の実費がカバーされる予定でしたが、これはもう受け取ることができないでしょう・・・。
さいごに
我が家の場合、以前より就学援助制度の基準所得を超えていたので「遂に来てしまったか」というのが正直な反応です。
とはいえ、急に月々の給食費や年間数万円の学用品費が発生するとなると、家計には大きな負担となりますね。
早速来月より4か月分の給食費の支払いが発生する予定です。
手当て卒業には事前の心構えが大切
児童扶養手当の時も、今回の就学援助の時も、認定されなくなった場合を想定した「事前の心構えが大切」だと気付きました。
これは養育費についても同じことが言えます。
手当てが打ち切りになった時、具体的にいくら出費が増えて、どのように費用を捻出したら良いのか・・・。
事前に想定し心の準備をしておくことで、家計への打撃を軽減できると良いですね。
ひとり親家庭の援助や手当に対する考え方
児童扶養手当や就学援助等、ひとり親家庭のサポート制度は大変ありがたいものです。
実際に我が家では手当のお陰で子どもの教育費を貯金することができましたし、生活費の補てんとして使うこともしばしばありました。
ただ、この制度があることによってひとり親家庭への偏見が大きいことも確かです。
インターネット上やSNS等でも「ひとり親って手当めっちゃもらえるらしいよ」「両親家庭よりも贅沢してる」なんて言葉を見るたびに、心がザワつく経験をすることもしばしばあります。
今回ひとり親に関連する全ての援助の打ち切りが決定した事で、色々と振り返ってみました。
学生で離婚してひとり親になったこと。収入ゼロの時期に不安な気持ちで役所に行き児童扶養手当の申請をしたこと。時間にもお金にも余裕のない日々を送っていたこと。将来のことを考えるとただただ漠然不安だったこと・・・
そんな毎日に寄り添ってくれたひとり親をサポートしてくれる制度は、当時の私にとっては必要なもので、本当にありがたいものだったなぁと。
そして、今後自分と子どもの生活の為に収入を増やし、しっかりと税金を納めて(笑)これからはサポートする側にまわらせてもらうんだ!という自覚が芽生えました。
ひとり親家庭に関連する手当て等の収入はゼロとなりますが、これは「シングルマザーでも一人前になれた」と胸を張れることでもあると感じています。
ご覧いただきありがとうございました♪
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